とても寒かった日、愛犬をキャリーに入れて生徒さんがいらっしゃいました。
いつも通りレッスン室の外に待たせておこうとなさったのですが、
あまりに寒かったのと、とてもおとなしい子であることを知っていた私は、
ワンちゃん共々、部屋に入っていただきました。
小さな声すら出さずキャリーの中でおとなしくしていたので、存在も忘れてレッスンする中、
裏声のトレーニングになって、しばらく出すうちに生徒さんから
とてもいいウラ声が出て、さあ拍手しようと思った瞬間、
小型犬とは思えないような立派な遠吠えが!
・・・しばし沈黙、そのあと一気に盛り上がりました。
今まで、テレビの中の狼の遠吠えに反応するとか、救急車や消防車のサイレンに遠吠えするなど、
色々なワンちゃんの話を聞いてはいましたが、目の当たりにしてビックリしました。
特に、あまりよろしくないウラ声にはシーンとしていて、
素晴らしいウラ声に間髪入れず反応したのには驚きました。
いいウラ声には、ワンちゃんも思わず反応したくなる何かが含まれているのでしょう。